日本ディープラーニング協会(JDLA)とは

AI Business

こんにちは、知也です。

皆さん、日本ディープラーニング協会って知ってますか?

先日、日本ディープラーニング協会の事務局長 岡田 隆太朗さんのお話を聞いてきました。

そこでの話も踏まえまして今回は、

  • 日本ディープラーニング協会(JDLA)とは
  • AIとディープラーニングはどう違うの?
  • G検定(ジェネラリスト)とE(エンジニア)の資格試験

こんなテーマでお話ししていきます。

日本ディープラーニング協会とは

日本ディープラーニング協会(JDLA:Japan Deep Learning Assosiation)は、2017年6月1日に松尾 豊 東京大学大学院工学系研究科 教授によって設立された一般社団法人です。

大きな目的は5つです。

①産業活用促進
産業活用事例や取り組み手法の発信
└イベントやワークショップを開催し、分野特有の課題を整理し解決を目指す

②社会提言
公的機関・産業界への提言
└業界の健全な発展と倫理面を考慮し、公的機関と産業界に提言する

③人材育成
認定事業者による教育・資格試験
└ディープラーニングに必要な知識やスキルを定義し、教会が認定した事業者がトレーニングを提供する

④国際連携
倫理・法・社会課題に対する国際連携
└ディープラーニングの社会実装における倫理、法、社会課題に対し国内外の連携を深め、相互に発信する

⑤理解促進
情報発信・対話による社会の理解送信
└「人工知能」と総称されているものと、ディープラーニングを区別して正しい理解促進を促す

【一文で要約】日本ディープラーニング協会

  • ディープラーニングの正しい理解と健全な社会実装のために、産業界・公的機関を含め、国内外で連携しながら発信や提言をする組織

その上で岡田さんは、「ディープラーニング人材が圧倒的に不足している。人材育成が最重要課題だ」とおっしゃっていました。これからAIを学ぶ人にとってはチャンスですね。

AIとディープラーニングはどう違うの?

ここでは簡単に歴史を振り返りたいと思います。実はAIというものは昔から存在し、これまでいくつもの時代の波がありました。それをAIブームと言います。

第一次ブーム

AIというのは1950〜60年代に提唱されたものが最初です。
コンピューターが出来始めた時に推論と探索がブームになりましたが、決められた枠組みの中でしか動けないため実用性はありませんでした。

第二次ブーム

その後、1980年代に家庭用コンピューターが普及したことで、性能も上がりより複雑な問題を解くことを可能にしました。
しかし未だ例外処理や矛盾したルールに柔軟に対応できませんでした。

第三次ブーム

2000年代に入り、コンピューターの小型化・性能向上に加えインターネットの普及、クラウドでの膨大なデータ管理が容易となったことで実現可能なレベルとなり、第三次AIブームが沸き起こりました。
2012年にトロント大学ヒントン教授のグループが画像認識コンテストで圧倒的な結果を出してから、一気にディープラーニングがブレイクしました。そして2015年10月にグーグルディープマインド社のアルファ碁が元囲碁世界チャンピオンを敗るという快挙を成し遂げました。

まとめ

AIは1950年代からコンピューターの進化と同じく発展してきましたが、大きな成果を上げ出したのは2012年のディープラーニングがきっかけということです。
ディープラーニングによって特徴量が多い複雑なものの認識(画像、音声、言語処理)ができるようになったと言えるでしょう。

G検定(ジェネラリスト)とE検定(エンジニア)の資格試験

ここまででディープラーニングは何となくすごそうだ、ということがお分りいただけたかと思います。
そんな皆さんに、日本ディープラーニング協会はディープラーニングを体系的に学んでもらうための検定試験を用意しています。

検定試験は2種類あります。
経営者、ビジネスマン全般の人がディープラーニングの基礎知識習得のためのG検定、そして主にエンジニア向けにディープラーニングの理論まで理解し実装できるようにするためのE検定です。

  • G検定ジェネラリストとは:
    ディープラーニングの基礎を理解した上で、適切な活用方法を考え、事業応用できる人材
  • E検定エンジニアとは:
    ディープラーニングの理論を理解した上で、適切な手法を選択し、実装できる人材

IT、プログラミングの世界は色々な教材がありますが、何から手をつけていいか分かりません。

また、日本が1998年以降のITブームで世界をリードできなかったのは経営者、ビジネスマンがITの技術を理解しようとせず、外部企業やエンジニアに丸投げしたからだとも言われています。

G検定、E検定はそんな過去の過ちを繰り返さないよう、ディープラーニングに特化した人材育成のための資格試験です。

過去の合格率と試験日程

直近のG検定(試験日:2019/07/06)の申込受付は始まっています。
申込期間:2019年 5月31日 (金) 13:00 〜 6月28日 (金) 23:59

詳しくはJDLA(日本ディープラーニング協会)のHPをご覧ください。

2020年までに4.8万人不足!今後AI、ディープラーニング人材の需要は伸び続ける

出典:経済産業省「ITベンチャー等によるイノベーション促進のための人材育成・確保モデル事業」

AI人材は圧倒的に不足してます。このままではアメリカ、中国、その他海外勢に置いてきぼりにされてしまいます。

それを危惧した我が日本国は、国のAIに関する予算は年々増やし続けています。平成31年は昨年の1.5倍、1,200億円にまで増えています。

この流れは今後さらに加速していくでしょう。

AI、機械学習、ディープラーニングを学べる講座も増えています。
そして一定の条件をクリアすれば5割〜7割の補助金が出る制度もあります。この辺りは改めて記事にしたいと思います。

結局何が言いたいかというと、もう学ぶ環境は完全に整っています。
挑戦するかしないかはあなた次第ですが、出来ることなら私は一緒に頑張りたいと思っています。

今回は以上です。それではまた。